si può fare

by | 12/07/2019 | Prologue

宮園夕加(Miyazono Yuuka)

イタリアの文化の感想は?

一番印象的だったのは「人の明るさ」です。会話の半分が冗談だったと言っても過言でない程、冗談の連続でした。スタジオではみんなといつも笑い「箸が転んでもおかしい年頃」に戻ったような日々を送りました。そして、イタリア人の「出し惜しみしない豊かな感情表現」がとても好きでした。

 

M&S事務所での研修で得たこと

私にとってはM&S事務所は異業種の世界でしたので、国も違うし仕事内容も違うしで、戸惑いの連続でした。そんな私の中から、日本での仕事や活動で培ってきた技術や得意分野を見つけ出し、仕事を任せてくれたことはとてもありがたく嬉しいことでした。みんなで一つの仕事を築き上げ、達成感や喜び、悔しさを共有した経験は私にとっての宝物です。仕事の指示が「ユウカに任せるよ」と言った具合に、自由度が高かったことも印象的でした。

 

ミラノでの日常生活

ミラノに行きたかった一番の理由は、イタリアのボタンを見たいということでした。歴史的にも現在の生産背景的にも、ボタン業界でのイタリアの位置づけは壮大です。私は十八歳の時からボタンをつくる人になりたいと執着して生きてきたので、スタジオ以外の時間はボタンに注ぎ込もうと考えていました。しかし、予定通りいかない国、イタリア。当初の計画は打ち砕かされながらも、たくさんの素敵な出会いがあり、最終的にはミラノサローネ時期に小さな作品の展覧会を開くことができました。

 

イタリア、ミラノのイメージは1年後どんなふうに変わったか。

自分の故郷のような、大切な人たちと大切な思い出がつまった場所になりました。

 

これからの活動、抱負。

服飾資材専門商社で約10年商品開発に携わったのち、2018年に独立しました。sumie (ボタンのブランド)を主宰し、アパレルメーカーへのボタン提案と製造、美術館などでのワークショップ、ボタンを使ったプロダクト(傘など)を企画しています。

今後は、ボタンの魅力をより多くの人に伝えていくことが目標です。