ミラノ良い所、住めば都

by | 16/01/2019 | Prologue

西尾和子(Kazuko Nishio)

43年前にミラノにあるブレラ国立美術大学に入学、装飾学科を卒業ました。在学中、絵画(テンペラ、アクリル) ・エッチング・陶器絵付け等を学びました。

1960年代は日本においてはイタリアデザインブームで、特に私は建築・インダストリアル
デザインに興味がありましたから、イタリアで出版されていたDOMUSの雑誌は
イタリア語が読めなくても毎月楽しみに閲覧していました。

イタリア行きを決めましたが、当時は1ドル360円、持ち出し制限500ドルの時代でしたので、海外留学するには大変な時代でした。

ブレラ国立美術大学を卒業後、アトリエで絵画制作に従事する他に、在ミラノ日本国総領事館に20年勤務しました。その間にイタリア人と結婚して、19年前から未亡人暮らしとなりました。現在は自宅にあるアトリエで制作しています。

現在のミラノは建築・デザインの街よりファッションの街として世界的に有名になり、
皆さんの憬れる街になりましたが、当時住み始めた頃はヨーロッパの田舎都市という印象を受けました。
イタリアは皆さんが想像しているよりずっとずっと住みにくい国ですが、その困難を乗り越えて暮らしていると、とても魅力のある国です。